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🎨 油絵の汚れと特徴
◆ カビ汚れ
油絵にカビは繫殖します。放置すると 絵の具の油分に侵食していきます。早めの除菌洗浄が必要です!
◆ タバコのヤニ
茶色のヤニが付着すると、作品本来の色彩が分からなくなります。
◆ ニスの変色
ニスは、外気の有害なガス、紫外線、湿気などから絵の具層を守っています。変色しますと「チョーキング」と言われる「白色化」に成り 作品の深みも無くなります。
🎨#油絵の洗浄 事例 /白色化
★昭和初期頃の古い作品です。
経年の汚れと絵の具層の「白色化!」
洗浄前
洗浄中(左側)
ニスで完成
🎨 油絵の洗浄 事例 /タバコのヤニ
★昭和初期頃のキャンバスの作品です。
・絵具層の剥離やヒビ割れも無いのですが、経年の
汚れが有り 特に「ヤニ汚れ」で表面が茶褐色に変色!
🎨 油絵の洗浄 事例 / 経年劣化
★大正~昭和初期頃の古い板絵の作品です。
・絵具層の剥離やヒビ割れも無いのですが、
経年の汚れが有り
「スス汚れと絵の具層の劣化」で表面が白色化!
🎨 作品裏のワニス滲みについて
◆ 油絵の洗浄作業の最終工程には「ワニスの湿布」があります。その状態により
キャンバス裏にワニスが滲み出ます。
◆ とくに保管状態の悪い作品や、古い作品に多く キャンバス裏に滲み出ます。
⇒ キャンバス裏の「作家のサインやタイトル」が 見えなくなる場合が有ります。
作品にヒビ・剥離 無し
作品に少しヒビ有り
作品に多くヒビ有り